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zoom RSS 第十九回「本能寺の変」2009.5.10

<<   作成日時 : 2009/05/10 22:15   >>

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「本能寺の変」のアバンタイトルのみで、いきなりのオープニングでした。
冒頭、滝川一益五千を上田衆手勢八百が撃退した・・・・・・なんじゃそりゃ。まあ、どこかの城砦を攻めあぐねたということにしておきましょう。
上杉謙信(阿部寛)の再登場はうれしいかぎりですが、初音(長澤まさみ)の「サラシ?攻撃」ですべて台無しです。
信長(吉川晃司)に「お逃げください」「おれの天下の夢、おまえに見せてやりたかった」というやりとりはまだしも、明智光秀(鶴見辰吾)に襲いかかるのはやめて欲しかったです(今後もやめて欲しいです)。そもそも初音は原作では、「根津のノノウ」という歩き巫女だったはず。どうも忍者という設定は過大かつご都合主義なものになり過ぎて、好きではありません。もう少し、泥臭い職業だと思うのですが。
その初音大活躍?の影で、景勝(北村一輝)&菊姫(比嘉愛未)に負けないくらい、直江兼続(妻夫木聡)&おせん(常盤貴子)というぎこちない夫婦ができあがりました。直江屋敷では、さんざんいじめられてきたおせんに「おかえりなさいませ」と頭をさげられ、「どうぞ、旦那様」と給仕するかよ(あき竹城)に挟まれ、ぎこちないというよりも針のムシロ状態の兼続といったところでしょうか。歴史上、面白い取合せの夫婦は他にもいますが、タイムマシンでもあれば、兼続&おせんの夫婦に会ってみたいです。

【本能寺の変】
やっぱり光秀の謀叛までの軌跡がこれまでの放送回だけでは理解できません。理解できないからこそ、唐突な演出でよかったのでは、と思いますね。徳川家康(松方弘樹)相手におのれの心中を打ち明けるシーンも、信長に足蹴にされるシーンも不要だったかと思います。上杉が軸のドラマですから、中央政局はなるべく選り分けたほうがいいと思うのですよね。本能寺の変も、光秀自身をドラマには登場させず、唐突に信長を襲う、といったほうが衝撃的だったのではないでしょうか。中国大返し〜山崎の合戦がまさにそういう描き方でしたから。

【魚津十二将の最期】
耳に穴をあけて名前を書いた木札を結びつけていましたが、これは古記録にも出てきます。もっとも十二将ではなく、最期は四名になっていましたね。初回から謙信家臣団のひとりとして活躍してきた吉江宗信(山本圭)、上田衆、雲洞庵の小姓仲間のうち、ただひとりの戦死者、安部政吉(葛山信吾)も退場です。

【明智光秀の密書】
明智光秀から「御当方無二之馳走申し上げるべきの由」という内容の書状が魚津までもたらされた件ですが、この書状は『覚上公御書集』『歴代古案』などに収録されています。しかし、内容をよく読めば、信州に出陣中の景勝・兼続に対して、「こんな書状が明智から届いたと須田満親どのが使者を寄越されました」という上杉家臣河隅忠清の書状であることがわかります。景勝が信州へ出陣するのが六月下旬から七月にかけてです。したがって、明智光秀が謀叛をおこす前に景勝に誘いかけをしたというのが解せません。
ましてや、光秀が「御当方」イコール足利将軍家に味方せよ、などという不遜な書状を送るわけがありません。「無礼者!」と景勝に一蹴されるでしょう。この場合の「御当方」とは、春日山城留守居で差出人である河隅忠清が敬意を表すべき存在つまり上杉家のことを差しているのです。したがって、ドラマ中で兼続が「光秀に味方せよと言う意味でしょうか!?」というのはまったく的外れです。正しくは「明智が我が方(上杉家)に対して無二の馳走をすると言ってきております」という感じでしょうか。
ちなみに光秀の書状は現存せず、A光秀→B上杉家臣・須田満親→C春日山留守居・河隅忠清→D直江兼続?という流れの中で、CからDへ宛てた書状が残っているのみです。河隅忠清の書状のごく一部である明智光秀の密書の箇所のみを取り上げるのではなく、書状全体を検討する必要があるのです。

景勝のそばに上田衆というか雲洞庵グループ以外の顔ぶれがいなくなってしまったので、ここらで新たな景勝家臣団の登場は望めないのでしょうか?


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大河ドラマ 「愛とアレの戦士」 さらばモニカ
妙な舞台演出も少なく(信長と謙信の対面シーンくらいか) 幾分かまともな演出だった ...続きを見る
自記公開書
2009/05/10 23:17

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「本能寺が変」でした。
>滝川一益五千を上田衆手勢八百が撃退した
もはや上田衆とは呼ばぬ、たけし軍団じゃ(笑)
鶴居村
2009/05/12 14:18
本能寺大爆発やりましたねぇ。
景勝+ほぼ上田衆のみで、しかも小具足姿での森長可勢追撃戦感動しました!
初音のサラシ攻撃、高橋英樹演ずる金さんの濡れ手拭攻撃を思い出しました。
越後の猫
2009/05/12 20:41

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