与六役の加藤清史郎くん、喜平次役の溝口琢矢くん、再登場です。 清史郎くんといえば最近、トヨタのCMにも登場して、こども店長シリーズが見ていて楽しいです。 こどもなのに店長、こどもなのになぜか店長〜♪ http://kodomotencho.jp/index.html あ、大河ドラマのレビューでした。内容も「こども目線」。 上洛を前に心が揺れる上杉景勝(北村一輝)は兼続(妻夫木聡)・おせん(常盤貴子)とともに幼少を過ごした上田庄を訪れます。その前に幼い与六、喜平次が幻影としてあらわれます。しかし、このシーンはいっそ最初の少年時代の中に盛り込んでくれたほうがよかった。とりわけ、喜平次がひきこもっているところへ与六がやって来て話しかけるシーンを三話か四話に持ってきて、今回はその回想シーンということにすれば、視聴者も目にしたあのシーンを、今回は成人した景勝が眺めていた、という面白い構図が生まれるのではないでしょうか。やはり四回か五回ぐらいまでは少年与六と喜平次の物語にすべきだったと思います。 さて、ドラマで進行中の舞台は天正十四年(一五八六)ですが、すでに小牧・長久手の戦いが済んでいます。秀吉が家康の上洛に躍起になっている背景が見えず、こちらもやや唐突な印象を受けます。「義」はいざ知らず、「愛」の旗印はあることはありますが、もっとかっこいいです。 【愛の前立】 ドラマコンセプトあるいは原作からして「仁愛」から採ったとするのはいたしかたないですが、私自身は愛宕権現の「愛」だと考えています。上杉家には「毘」の前立も伝わりますが、愛宕権現、毘沙門天などの神々から採ったとするほうが自然です。また、飯綱権現(狐に乗った迦楼羅)の前立(上杉博物館と常安寺に伝わったものと2種類あり)、これらは意匠も似通っており、「愛」の甲冑も含めて、本来は上杉家に伝わったものでしょう。おそらくは、謙信、景勝あたりが春日山の毘沙門堂、愛宕権現などに奉納されたものではないかと思います。愛(愛宕権現)も飯綱権現も「雲文金具」と呼ばれる雲の上に乗っていますが、これは「神」をあらわしています。 ドラマのものは二段錣ではなかったですね。細部はかなり違っています。これは、伝・直江兼続所用と言われていますが、確たる記録が残っているわけではありません。兼続所用としてより可能性が高い甲冑は他に数領伝わっています。 【前田利家】 上杉一行は上洛途上、ルート上に位置する諸大名の歓待を受けます。その様子は「天正十四年上洛日帳写」に記述されています。「利家とまつ」でもその場面が出てきました。前田利家(宇津井健)は金沢城で景勝一行を出迎えることになりますが、「武辺者同士、気が合おう」という秀吉(笹野高史)の言でしたが、景勝・利家はかつて越中戦線で対峙した敵同士。心おだやかではなかったと思いますが・・・・・・ 先日、東京ミッドタウンの「天地人展」に行ってまいりました。ガラガラでした。大丈夫か(汗) |
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天地人 第23回「愛の兜(かぶと)」
今回は上洛前の気合い入れとなりました。上洛をすることによって上杉の義の心を失ってしまうのではないかと不安を隠しきれない景勝を見ていたお船は兼続と上田庄へ行ってはどうか... ...続きを見る |
あしたまにあーな 2009/06/07 21:51 |
天地人 第23回「愛の兜」
今回は加藤清史郎@与六スペシャル。 トコトン与六尽くしです。(笑) 「わしは、こんなとこ来とうはなかったぁ!!」 バシっと、今回も放送。 やっぱし、いいです、この名セリフ。 大河の子役で、流行語と言えば、元祖は藤間遼太@梵天丸。 「梵天丸もかくありたい.. ...続きを見る |
淡雪の雄叫び 2009/06/09 00:07 |
大河ドラマ 「愛とアレの戦士」 視聴率テコ入れ第二段
文字通り「愛とアレ」な武将になっちゃいました。 景勝の突然の上洛止め宣言にしても ...続きを見る |
自記公開書 2009/06/09 17:07 |
天地人 第23話 愛の兜
越後は冬。 雪が解ければ、いよいよ上洛です。 それを前に…。 ...続きを見る |
cogito,ergo sum 2009/06/09 22:33 |
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