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zoom RSS 『室町幕府と地方の社会』

<<   作成日時 : 2016/05/31 08:08   >>

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何年おきかに、通史を読むことにしています。原始〜現代までではなくても、中世だけとか近世だけとか「時代区分」ごとの通史の場合もあります。情報機器もそうですが数年あけて刷新すると「進歩したなあ〜」と実感しますが、通史も研究の最新動向が盛り込まれて、昔読んだ内容とはちょっと変わってきたなあと感じることがあります。自分はついつい特定の時代の人物本位に陥りがちですし、最新の論文等はミクロ的。その逆にマクロ的なインプットを気に留めています。
今は岩波新書の日本中世史。3冊目の『室町幕府と地方の社会』を読了しました。全4冊のシリーズの中ではいちばん地味なイメージがあったのですが、1から3のうちではいちばん面白く読めました。
南北朝から室町後期(明応の政変と伊勢盛時の伊豆進攻まで)を扱っていますが、人名を最小限におさえているせいか、とっちらかった印象がなく、歴史の流れがスッと入ってきます。
現代社会に生きる我々は、「室町(時代)の申し子」云々と言ったのは、司馬遼太郎だったように思いますが、本書では、室町時代に誕生した日本の伝統的な文化的行為や慣習が縁遠くなった、つまり終わりを迎えつつあるのが今の時代ではないか?とあります。
そう捉えた場合、この後に100年、150年続く「戦国時代」的破壊と変革がまたやって来るのでしょうか?

主要目次は以下のとおり。

第1章 建武政権と南北朝の内乱
鎌倉幕府の滅亡と建武新政
南北朝の内乱戦乱と村々
内乱の終息
第2章 もう一つの王朝時代
義満の登場
公武一体の時代
「伝統文化」の誕生
第3章 南北朝・室町時代の地方社会
現代に続く村
室町幕府の地方支配体制
室町時代の荘園・交易の展開
第4章 室町公方の理想と現実
徳政と武威
公方の蹉跌
室町幕府体制の動揺
第5章 動乱の始まり
土一揆・飢饉・戦乱
応仁・文明の乱とその後


室町幕府と地方の社会〈シリーズ日本中世史 3〉 (岩波新書)
岩波書店
榎原 雅治


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