『近世日本の名匠』

名将ではなくて名匠です。第一部で列伝風に取り上げられているのは、狩野永徳、長谷川等伯、千利休、古田織部、本阿弥光悦です。

等伯の項では、例の「伝・武田信玄像」にもふれられていますが、何の疑いもなく等伯の作としているようで、『武田信玄像の謎』でもふれられていましたが、美術界では相変わらず、信玄を描いたものとする説が根強いようです。

古田織部。マンガ「へうげもの」の主人公として最近、赤丸急上昇中!?

また、第二部の「宗達という名の光悦」「對青軒聞書抄」「緒方深省覚書」は史料の現代語訳に模して、エッセイとも小説ともとれるような異色の人物伝。

文庫ながら1000円以上しますが、初出は一部を除いてあまり一般には馴染みのない雑誌に掲載されたものですし、何よりもこの時代の画家、茶人などをとりあげたものはあまりないので、おさえておくのもいいのではないでしょうか?

近世日本の名匠
水尾 比呂志〔著〕
講談社 (2006.4)
ISBN : 4061597574
価格 : \1,260



近世日本の名匠

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