『山上宗二記』

千利休の弟子にして天下人・秀吉にへつらうことなくおのれの道を邁進した茶人山上宗二の茶の湯伝書が岩波文庫に入りました。史料が語る宗二はこわもてで、口が悪く、物知りで嫌われ者。その奇士が遺した茶の湯の書とは? 同時代の茶人の評価や、あの肩衝や掛け軸はどこの誰が持っているのか、といった名物の消息が興味をひきます。豊臣秀吉に耳と鼻をそがれて悲惨の最期を遂げることになる山上宗二が天正十六年頃にあらわしたと言われます。彼はいまだ秀吉の影響力が及ばない関東をめざし、その地で自身の集大成として本書を著したのでした。
茶人たちの逸話を集めた「茶話指月集」もあわせて収録。

山上宗二記
山上 宗二〔著〕 / 熊倉 功夫校注
岩波書店 (2006.6)
ISBN : 4003305116
価格 : \903


『山上宗二記』

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