第二十二回「真田幸村参上」2009.5.31

「戦国武将人気No.1」ですか。しかし、息女をひとりだけポンと使者に寄越しますか、普通。どこまでも珍妙なドラマです。
真田幸村(城田優)のキャスティングは外人なんですか、よく知りません。瓜だか何だかかぶりついて、若い頃の信長かと思いました。こんな粗野な感じではないのですが、私のイメージとしては。また、泉沢久秀(東幹久)が鑓の相手をしておりましたが、どちらかというと、鑓の名手は甘糟景継(パパイヤ鈴木)のほう。大男といわれた兼続が小柄、小兵といわれた幸村が大柄と、これも制作サイドの狙いでしょうか。また、どうして前回の三成(小栗旬)といい、幸村といい、急にしおらしくなった初音(長澤まさみ)といい、上杉にやって来る客人はツンツン角突きあわせる輩ばかりなのでしょう。上杉の義とか愛とかにとろかされていく様子を強調したいのでしょうが。

ちなみに天正十三年(一五八五)は翌年の上洛準備、新発田重家の乱、川中島四郡の確保と大忙し。泉沢久秀の鑓がどうとかこうとか、幸村を海に誘って遠足しているどころではなかったでしょう。それにしても、戦国大河は必ずといっていいほど主人公の屋敷を寄り合いの場にしてしまうのですね。

【樋口惣右衛門の後妻】
これまで何度か書いていますが、樋口惣右衛門兼豊(高嶋政伸)の後室ですが、泉弥七郎の娘が「上田士籍」などで兼豊の妻とされています。この女性を兼続・実頼兄弟の生母とみるか、義母とみるかは意見がわかれるところだと思います。「越後国供養帳」では、天正十三年に大国実頼(小泉孝太郎)が母の供養を行なっています。これが樋口兼豊の先妻であるとすれば、まあ、これ以降、兼豊は新しい妻を迎えたのでしょうね。今回のドラマも天正十三年ということでした。

【真田氏と上田城攻防戦】
徳川家康と北条氏直が同盟し、その条件として上州沼田領を北条家に渡すことが含まれていました。これに怒った真田昌幸が徳川と手を切り、上杉に助力を求めてきました。その証人となったのが幸村です。しかし、実際には海津城に入っていた須田満親のもとにいたようで、越後入りしたとしても兼続との間に交流があったかどうかは不明です。ただし、上杉・真田同盟時に越後入りした真田武士たちがおり、家老矢沢薩摩の子三十郎は景勝に従って新発田重家攻めに従軍しています。
徳川勢が上田城を攻めあぐねたのは事実ですが、家康の重臣石川数正の上方出奔の影響もあり、撤兵しています。徳川諸将が浜松に集まっている状況は真田昌幸から直江兼続に知らされています。

しかし、次回は与六(加藤清史郎)再登場。ジブリの「おもひでぽろぽろ」っぽい演出なのでしょうか。視聴率が楽しみです。

与六「まかせておけッ」(次回予告より)

って、ざしきわらしですか?>与六


真田氏三代―真田は日本一の兵 (ミネルヴァ日本評伝選)
ミネルヴァ書房
笹本 正治


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